安全保障法制の「合違憲性」について

今国会でまさに集団的自衛権の実務的行使の枠組を含む安全保障法制が審議されているわけですが，その文脈で衆院憲法審査会の憲法学者が揃って当該法制は「違憲」だとする考えを示したことで与野党の見るに堪えない言い合いが激化しているようです（参考）。

日本人の気質（働き方）

今日はちょっとした独り言を。

経済大国といったイメージが先行する日本像・日本人像。海外にいると外国人の目線からは「日本人は働きすぎだ」「ワークホリックだ」「余暇を楽しまないとダメだ」といった声をよく聞く。しかし，（もちろん例外はあるのだろうけど）日本人は概して”突き詰める精神”をもった国民気質がある気がする。

集団的自衛権は日本の平和を崩すか

最近はフランス県議会選のフォローが中心で，日本政治についての投稿がなかったため，今回は日本でなにかと話題の「集団的自衛権」行使容認の問題について思うところをまとめたいと思います。昨年，安倍首相による憲法解釈の変更により従来の個別的自衛権に加えて，集団的自衛権についても特定の場合に行使が可能とされました。それに伴う安保法制の整備が現国会で進められているわけです。先日には，自公が安保法制に関する共同文書を実質合意したとの報道もなされています。

ジブリ映画「思い出のマーニー」を今さら観ました

今更ながら，ジブリ映画「思い出のマーニー」を観ました。昨年2014年7月に上映されたスタジオジブリ製作・米林宏昌監督の作品です。原作は，ジョージ・G・ロビンソンのイギリス児童文学の古典的作品「Whre Marnie Was There」 。メディアでは，宮崎駿監督と高畑勲監督が全く作成に参加していない初めての作品として注目度も高かったように記憶しています。ご存知でない方のために，予告編を載せておきます。【ここからがネタバレ】より下は，映画の内容を含むのでご注意ください。

防災分野の外交政策まとめ

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以前，「日仏の外交関係まとめ」で述べたように日本とフランスは「特別なパートナーシップ」（le « partenariat d’exception »）を構築しています。地球規模課題（貧困，平和構築，気候変動等），国際的問題（テロリズム，安全保障，国連改革等）について共に協力し，アジアと欧州の平和と繁栄を維持して，その帰着として国際の平和と安全につながることを目指しています。